<商品詳細>
カリンガファクトリーは、1983年に近隣の村々によって設立され、現在はギトウェ生産者組合に加盟しています。メン バーは、現在650の農民が加入し、常時500のメンバーがいます。とりわけGitwe農協は、紅茶を生産するエリアを有しているという珍しい農協です。カリンガファクトリーは、6名のスタッフとマネージャーのサミュエル・ムテティ氏によって 運営されています。スタッフたちの仕事は、コーヒーのグレーディング、選別、支払い、そのほか農園の要望などに応 えながら運営をしています。
ファクトリーの運営は、決して安定したものではなく、収穫量も隔年で周期があり毎年安定した量になりません。そう した中、現在はアクティブな農家は減少傾向にあります。これは、このエリアの特徴でもある紅茶の生産を優先する農 家が多いためですが、現在はコーヒーの方がより良い対価を得られるようになったため農協ではコーヒー生産への呼 びかけを続けています。
生産処理は、ルワブラ川からの水を貯蔵しておき、パルピングに利用しています。パルピング後は一晩の発酵工程、水洗、ソーキングと伝統的なケニア式の生産処理が行われています。
また、環境保全にも熱心に取り組み、5台所有しているソーキングプールの排水や過剰な水資源の使用に関して制 限を設けるなど、少しずつ取り組みを始めています。農家への農業支援やアドバイスなども積極的に行い、剪定や施 肥、敷き藁の使用など行政の助けを借りながら実行しています。収入の問題からコーヒーの栽培エリア内で他の農作 物も育てがちですが、土壌を健全な状態に保ち、品質や収量に影響するために控えるよう働きかけています。そうして品質の高いコーヒーを安定的に生産でき、農家が十分な対価を得られるように、今後も積極的に活動を続けていきます。 |