エルインヘルトは、グアテマラ最高峰のコーヒー農園。

 
詳しく知ろう!『エル・インヘルト農園』


カフェテナンゴ代表の栢沼良行が自力でウエウエテナンゴの『エル・インヘルト農園』に
行ったときの経験とエル・インヘルトの公式ウェブサイトの翻訳を絡めて、近年カップオ
ブエクセレンスにおいて、そしてスペシャルティコーヒー業界において有名になったこの
農園の秘密に迫りたいと思います。

注:2011年よりエル・インヘルト農園では区画整理を行っています。
このページに書かれている区画名や位置などは現在変わっています。
また調べて新たなページを作ります。


農園の始まりと現在

ウエウエテナンゴ県のラ・リベルタにあるエル・インヘルト農園は、1874年にヘスス・ア
ギーレが始めた。最初はサトウキビやトウモロコシ、豆類、タバコなどを作っていたが、
1900年代に入りコーヒーの栽培を始め、農園に「El Injerto」と名付けた。

 

このEl Injerto(エル・インヘルト)というのは、果物の名前であり、ウエウエテナンゴ
に多く自生しているものだ。どのような果物なのかというと、日本ではなじみが無いが、
グアテマラでは良く売っているサポテという熟した柿のような味がする果物と同じ種類で
あるとのこと。じつは私もまだ見たことがない。

現在のオーナーは、3代目のアルトゥーロ・アギーレ。1956年に彼が農園で仕事を始めた
時の年間収穫量は300キンタールだった。(1キンタールは100ポンドで、中米のコーヒー
豆は、1袋1.5キンタールであるから、約200袋程度の生産量だった)

現在、農園全体の面積は720ヘクタール。森に囲まれた理想的な地形の中に農園はある。
標高は4800〜6500フィート(1460m〜1980m)、平均気温18〜22度、年間降雨量は、
1500〜2000mm、湿度は55〜80%、収穫期1〜4月。 

全体の品種構成は、60%がカツアイとブルボンの自然交配、30%がブルボン、8%がパッ
カマラ、2%がマラゴジペ。カツーラは、年ごとの生産量が安定しなかった為、植えられ
ていなかったが、現在育てているとのこと。

なぜこの農園が毎年素晴らしい品質のコーヒー豆を生み出しているのか、環境から栽培ま
でどのように管理をしているのか見てみよう。


栽培へのこだわり

 〇Χ欹沺殺虫剤は使用しないかわりに、コーヒーの木やシェードツリーの枝をうまく
  剪定して、空気の流れや日光をコントロールして害虫や病気をコントロールしている。

◆|鰐未砲脇Σ覆凌∧を植えて、雑草との生存競争をさせることにより、除草剤を使わ
  ずに雑草を抑えている。

 種を取りだしたあとの果肉をミミズが分解することで生まれる有機肥料を使っている。

精製には山から湧き出る綺麗な水を使用。使い終わった水はタンクに溜めてろ過をして、
水源汚染を防いでいる。
山の中に位置し、たくさんの水源を有するこの農園は水力発電も行い、可燃性燃料の使用
を減らすことで環境保全を実践している。


精製へのこだわり

Beneficio humedo(ベネフィシオ・ウメド)とBeneficio seco(ベネフィシオ・セコ)の両
方を農園内に持っており、果肉除去から脱穀・袋詰めまでを農園内で行える為、生豆をダ
イレクトに輸出することができる。
品質をトータルで管理できる為、より品質の高いコーヒーを生み出すことが出来る。
脱穀したあとのもみ殻は、Guardiola(グアルディオラ)の燃料として使われている。
(薪の使用を減らすことができる)

Beneficio humedo(ベネフィシオ・ウメド)

いわゆる「ウエットミル」のことで水を使った選別・果肉除去・発酵槽・洗浄の工程を行
う所。要するに水を使い、「収穫からパティオに干すまでの間の工程を行う場所」。

コーヒーの実が最高の熟度に達した時点で収穫された後、ベネフィシオ・ウメドに運び込
まれる。ピッカー達は、ここで計量をしてもらい、カードに数字を書き入れてもらう。
コーヒーの実は、一度貯められた後、水の中に入れて、選別を行う。欠点のあるチェリー
は、水に浮くのではじかれて、優良チェリーのみタンクでの発酵工程に入る。
気温にも左右されるが、48時間以上発酵させ、湧水で水洗する。
発酵槽はいくつにも分かれ、品種や日付などが書かれた札が付けられて、厳密に管理され
ていた。

パティオに干す前に、24時間綺麗な流れる水に浸ける。この工程は、独特のものであり、
他の農園ではあまり見られない。これが味にどのような変化をもたらすのか分からないが、
エル・インヘルトのコーヒーを、特殊な味に仕上げている秘密が隠されている工程である
と予想される。


Beneficio seco(ベネフィシオ・セコ)

いわゆる「ドライミル」のことで、パティオや乾燥機での乾燥から、貯蔵・脱穀・選別・
出荷までを行う。要するに水を使わない「乾燥から最後の出荷までを行う場所」

綺麗に洗浄されたパーチメントをパティオに三日間天日で干す。コーヒーパーチメントの
層は3cm。常にかき混ぜ、乾燥状態を一定にする。そしてセカドーラ(乾燥器)にて仕
上げの乾燥を行う。現在のスペシャルティコーヒー界で当たり前となっている「100%天日
乾燥」ではないのだ。このあたりにも高品質コーヒーの秘密があると思われる。運転温度
は低めで、45度に設定している。水分値が10.5〜11.5 %になったところで終了。

その後は、倉庫に保管されるが、チェリーの取れた地区、品種、収穫日など情報がきちん
と付けられて管理され、最低45日間のreposo(レポソ=寝かせる期間)を取る。

最後に粒の大きさ、重さ、比重で選別し、買い手の好みに合わせてロットを作り、カッピ
ングをして、品質をチェックした後に出荷となる。


その他の作物

環境保全や農園収入の多角化の為、コーヒー以外の作物も栽培している。

マカダミア

コーヒーのシェードツリーとして使用する一方でナッツも収穫して国内マーケットで販売
される。収入の足しにはなるが、ナッツの収穫量は少ない。
なぜなら、マカダミア栽培にとってこの農園の標高は高過ぎるし、コーヒーの栽培に適し
た剪定を行う為である。

リンゴ

農園の一番高いエリアにはリンゴがある。
およそ10ヘクタールのこのエリアにはレッド・デリシャスやジョナサンなど数種類のリ
ンゴが完全オーガニックで栽培されている。収穫されたリンゴは農園周辺の貧しい人達の
栄養状態改善の為、コストを乗せずに安く(原価)販売されている。

植林

自然環境には特別に気を使っている。毎年たくさんの種類の木を植えている。
松、杉、クルミ、モミなど。

マス

環境に十分な配慮をしているおかげで、農園の周りにはたくさんの綺麗な水源があり、
それを利用して「ニジマス」を育てている。(低い水温、硬水、多くの酸素を含む綺麗な
水でないとニジマスは住めない)
魚は首都グアテマラシティのレストランに販売されている。
このプロジェクトは地域発展の為の新しいメソッドとして位置付けられている。


農園の区画

農園内は13の区画に分けられ、それぞれに名前が付けられている。


   区画名           品種     シェードツリー   面積     標高 

.Ε┘Ε┘謄淵鵐粥 .屮襯椒鵝Εツアイ  インガ        23.25ha    1432-1615m
▲チェ       ブルボン・カツアイ  インガ     17.60ha    1527-1621m
ペテン       ブルボン・カツアイ  インガ     22.20ha    1520-1661m
ぅ蕁Εエビータ   ブルボン・カツアイ  インガ         13.30ha    1530-1673m
ゥ汽鵝Ε泪襯灰后  .屮襯椒鵝Εツアイ  インガ          16.30ha    1530-1615m
Ε愁蹈蕁      ブルボン・カツアイ    インガ・ピミエンタ・アボカド 10.90ha    1548-1664m
Дぅ汽丱襦     カツアイ・マラゴジペ    インガ     22.20ha    1610-1837m
┘┘好イントラ   ブルボン      グラビレア    20.10ha    1560-1773m
サンタ・ロサ    カツアイ      マカダミア    21.40ha   1659-1783m
ハラパ       パッカマラ    インガ・グラビレア    8.90 ha   1737-1798m
ケツァルテナンゴ  ブルボン・カツアイ    インガ・グラビレア    35.80ha   1752-1912m
松と杉
リンゴ

シェードツリーの「インガ」というのは、豆科の木で、この国で最もポピュラーなもの。
グラビレアは、アンティグア・フライハーネス・アカテナンゴあたりでよく使われている。
マカダミアをシェードツリーに使うというのは、あまり例がなく珍しい。

この農園は、ウエウエテナンゴで最も管理の厳しい農園として知られている。
私は、アポなしの電撃訪問を行ったが、農園というより一つの企業とでも言ったほうがよく、
連絡なしでは入れてもらえないかもしれないと周りから言われていた。
結局、電撃訪問は成功し、農園内を案内してもらった後、お昼ご飯までごちそうになり、
ローストやカッピングまでやらせてもらった。
アルトゥーロがカフェテナンゴ深沢店に来てくれるなど、現在でも交流が続いている。

これからさらに交流を深めて、カフェテナンゴ仕様のスペシャルロットを作ってもらおうと
思っている。

エル・インヘルト農園のコーヒー豆購入ページへ 

 

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